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ヴィクトリーに初産駒が誕生する

  • 2011年02月09日
  • 母と寄り添うヴィクトリーの初仔
    母と寄り添うヴィクトリーの初仔
  • しっかりとした足取りでステップを踏む“長女”
    しっかりとした足取りでステップを踏む“長女”
  • 顔つきは父ヴィクトリーにそっくり
    顔つきは父ヴィクトリーにそっくり

 2007年の皐月賞(Jpn1)を制し、昨シーズンから安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬生活を送るヴィクトリー(牡7歳)の初仔が2月2日、同馬の生まれ故郷である安平町のノーザンファームで誕生した。

 その産駒は2月2日生まれの黒鹿毛の牝馬。母は現役時にJRAで1勝を挙げたシュガーエンジェル(父サンデーサイレンス)で、祖母は報知杯4歳牝馬特別(G2)勝ち馬のダイナシュガー、おじにはムッシュシェクル、シクレノンシェリクと2頭の重賞ホースがいる。

 同ファームスタッフは「この繁殖はあまり子育てが好きではないのですが、ヴィクトリー産駒は気に入ったのか可愛がっていますね。とてもしっかりとした良い仔と思います」。予定日より12日ほど遅れて生まれただけに気をもんだが、元気に育つ様子に安心していた。

 ヴィクトリーは父ブライアンズタイム、母グレースアドマイヤ、母の父トニービンという血統。父は18年連続JRA重賞勝ち馬を送る大種牡馬で、本馬はその父が輩出した6頭目のクラシックホースとなった。

 初年度は40頭に種付け。母系は半兄にリンカーン、おじにフサイチコンコルド、アンライバルド、ボーンキングなど活躍馬を送り続けるバレークイーンのファミリーとあって、種牡馬としての活躍も期待されている。