馬産地ニュース

カンパニーの初産駒が生まれる

  • 2011年02月01日
  • 1月29日に生まれたカンパニーの初産駒
    1月29日に生まれたカンパニーの初産駒
  • ピョンピョンと飛び跳ねて元気さをアピール
    ピョンピョンと飛び跳ねて元気さをアピール
  • 駆け回った後はおっぱいを飲んで栄養補給
    駆け回った後はおっぱいを飲んで栄養補給

 2009年の秋の天皇賞馬で、昨年から安平町の社台スタリオンステーションにおいて種牡馬生活を送っているカンパニー(牡10歳、父ミラクルアドマイヤ)の初仔が1月29日午前3時過ぎ、白老町の社台コーポレーション白老ファームで産声を上げた。

 待望の初産駒は母にアドマイヤシズカ(父ダンスインザダーク)を持つ鹿毛の牡馬。予定日の1月9日より20日遅れで生まれたが、元気いっぱいに放牧地を駆け回っている。

 同ファームでは「生まれが遅くなるのは良くあることですので心配してませんでした。全身バネのように柔軟で、スラッとした体型はカンパニーに似ていると思います。とてもしっかりしていますね」と高い評価。おじにナリタブライアン、ビワハヤヒデなどがいる血統とあって牧場の期待は大きい。

 カンパニーは父ミラクルアドマイヤ、母ブリリアントベリー、母の父ノーザンテーストという血統。競走成績は35戦12勝。デビュー当初から才能溢れるレースを見せていたが、8歳になり完全本格化。天皇賞(秋)(G1)、マイルチャンピオンシップ(G1)とG1を連勝し、8歳馬として初めてJRA平地G1優勝を成し遂げた。

 昨年は新種牡馬では最多となる139頭に種付け。すでに種牡馬を引退した父ミラクルアドマイヤの貴重な後継として大きな期待が掛けられている。