マツリダゴッホの初産駒が生まれる
ラストランとなった2009年の有馬記念(G1)から1年。昨年より新ひだか町のレックススタッドで種牡馬生活を送っているマツリダゴッホ(牡8歳、父サンデーサイレンス)の初産駒が1月24日午後10時頃、同馬の生まれ故郷である新ひだか町の岡田スタッドで産声を上げた。
母ジョースマイル(父ホワイトマズル)との間に生まれた牝馬で、毛色は祖父サンデーサイレンスと同じ青鹿毛。母にとっても初めてのお産だったが、すくすくと元気に育っている。
父マツリダゴッホの幼少時をよく知る同スタッドの岡田壮史さんは「生まれて10分で立ち上がるほど元気いっぱいでした。足長で柔らかそうな身体は(マツリダ)ゴッホが生まれた時とそっくりですね」。同スタッドでは今春、マツリダゴッホ産駒が20頭以上出産を予定していることもあり、最初の産駒が満足できる出来映えだったことを喜んでいる。
マツリダゴッホの競走成績は27戦10勝。現役時代は2007年の有馬記念(G1)、2007年、2008年、2009年のオールカマー(G2)3連覇、2007年のAJCC(Jpn2)、2008年の日経賞(G2)と全重賞制覇が中山コースで制覇する「中山巧者」として活躍した。
種牡馬1年目は128頭に種付け。日高管内に繋養された新種牡馬では最も多い繁殖を集めた。大種牡馬サンデーサイレンスが送った最後の傑作として軽種馬生産者は大いに注目している。