馬産地ニュース

マルカシェンクがブリーダーズSSにスタッドイン

  • 2010年12月24日
  • 馬運車を降りるマルカシェンク
    馬運車を降りるマルカシェンク
  • 無事に到着した
    無事に到着した
  • 到着後、辺りを見回していた
    到着後、辺りを見回していた

 2005年のデイリー杯2歳S(G2)など重賞2勝を挙げ、18日付で競走馬登録を抹消したマルカシェンクが、12月24日、種牡馬としての繋養場所となる日高町のブリーダーズスタリオンステーションに到着した。

 同馬は千歳・社台ファーム産の7歳牡馬。父サンデーサイレンス、母シェンク、母の父Zafonicという血統で、半妹には京成杯オータムH(G3)を制したザレマがいる。2歳秋のデビューから二連勝でデイリー杯2歳S(G2)を制し、古馬になってからはマイル路線で活躍。08年の関屋記念(G3)で重賞2勝目をあげた。競走成績は35戦5勝、総収得賞金は2億5344万4000円。

 当初はフランスで種牡馬入りの予定だったが、生産者からの要望に応える形で国内での種牡馬入りが決定した。

 馬運車の扉が開かれると一面の銀世界に戸惑う様子も見せたが、スタッフに促されゆっくりと新天地に降り立った。

 迎えた同スタリオン坂本場長は「雪でちょっと驚いたようだけど、降りたらもう落ち着いてるね。早速牧草も食べているし、健康状態に問題なし。まずは一安心です。サンデーサイレンス直仔 の種牡馬をうちで迎えるのは最後になるのかな、と思うと感慨深いですね。先輩たちに負けないように活躍馬を出して、成功して欲しいです」と声を弾ませていた。