ザッツザプレンティがノーザンホースパークで乗馬に
2003年の菊花賞馬で新ひだか町のレックススタッドに繋養されていたザッツザプレンティ(牡10歳、父ダンスインザダーク)が今シーズンをもって種牡馬を引退することになり12月24日夕方、苫小牧市のノーザンホースパークへ移動した。今後は乗馬として新たな生活が始まる。
ザッツザプレンティは父ダンスインザダーク、母バブルプロスペクター、母の父ミスワキという血統。半姉にサンスポ4歳牝馬特別(G2)優勝馬マニックサンデー、おじに秋の天皇賞馬バブルガムフェロー、めいにJRA最優秀2歳牝馬のショウナンパントルなどがいる。
競走成績は16戦3勝2着3回。2歳時にラジオたんぱ杯2歳S(G3)を4馬身差で圧勝し、クラシックの有力候補に名乗りを挙げた。3歳春は皐月賞(G1)は8着、ダービー(G1)は3着と、ともネオユニヴァースの後塵を拝したが、菊花賞(G1)ではネオユニヴァースの三冠を阻止して優勝。サンデーサイレンスの孫として初のG1ウイナーになるとともに、父ダンスインザダークに初のG1タイトルをもたらした。
2006年に社台スタリオンステーションで種牡馬入り。翌年からレックススタッドで供用されていた。初年度産駒は昨年デビュー。2世代で46頭がデビューし26頭が勝ち上がっている。
移動先のノーザンホースパークでは去勢手術が施される予定。管理したレックススタッドでは「まだ若いので種牡馬を引退するのは惜しいですね。もう少し産駒が活躍してくれれば良かったのですが・・・。おとなしくて素直な馬なので、乗馬としても活躍できるはず。新天地でも頑張ってほしいですね」と新たな旅立ちを見送っていた。