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テイエムオペラオーが移動

  • 2010年07月06日
  • テイエムオペラオー~1
    テイエムオペラオー~1
  • テイエムオペラオー~2
    テイエムオペラオー~2
  • テイエムオペラオー~3
    テイエムオペラオー~3

 北海道市場取引馬で、2000年の年度代表馬のテイエムオペラオー(牡14歳、父オペラハウス)が30日、8シーズンを過ごしたHBA日高軽種馬農業協同組合門別種馬場を退厩した。これは、同組合が種牡馬事業を停止することになったことの措置で、テイエムオペラオーは来シーズン以降も種牡馬生活を続行する。新しいけい養先などはまだ発表されていない。

  G1レース6連勝、重賞8連勝など輝かしい記録を持つテイエムオペラオーが引退したのは2002年。初年度は生まれ故郷の浦河町にあるイーストスタッドでけい養されたが、2003年以降は同門別種馬場で種牡馬生活を送っていた。まだ中央競馬の平地の重賞勝馬には恵まれていないが、父オペラハウスゆずりの障害センスを見せてテイエムトッパズレ(東京ハイジャンプ(JG2)、京都ハイジャンプ(JG2)、京都ジャンプS(JG3))、テイエムエース(東京ハイジャンプ(JG2))などを出したほか、阿蘇Sを制したダイナミックグロウやダートで力をつけてきたタカオセンチュリー、短距離で活躍しているテイエムアタック、メイショウトッパーらの父となっていた。

  「組合の所有馬ではありませんが、ここを代表する名馬だっただけに寂しい気持ちもありますが、新しい環境でも元気に過ごして欲しい」と組合職員は別れを惜しんでいた。