馬産地ニュース

第2回産地馬体検査2日目が行われる

  • 2010年06月29日
  • マイケイティーズ2008
    マイケイティーズ2008
  • プリンセスオリビア2008
    プリンセスオリビア2008
  • 産地馬体検査2日目の様子~1
    産地馬体検査2日目の様子~1
  • 産地馬体検査2日目の様子~2
    産地馬体検査2日目の様子~2

 第2回産地馬体検査の2日目が、新ひだか町・HBA北海道市場にて行われた。

 この日は早朝未明から辺り一帯を激しい雷雨が襲ったものの、検査開始時間に合わせたように雨も上がり、その瞬間を見計らったかのように、馬運車から2歳馬が姿を見せ、会場となった北海道市場をあっという間に埋め尽くした。

 この日は117頭の2歳馬が、特徴や視力、血液などの検査に訪れていたが、その中には第1回目の検査では、この会場に2歳馬の姿がなかった社台グループ育成馬(社台ファーム、ノーザンファーム早来、ノーザンファーム空港)の姿もあった。

 そのノーザンファーム生産馬で、現在、ビッグレッドファーム明和で育成中のマイケイティーズの08(牡、父ロックオブジブラルタル)には、ノーザンファームスタッフも現在の様子を気にしていたようで、ビッグレッドファームのスタッフに近況を訪ねる姿もあった。

 注目のディープインパクト産駒も2頭受験。シャイニンレーサーの08(牡)は、母、そして半姉シャイニンルビー共に重賞を勝利、またプリンセスオリビアの08(牡)は、半兄Flower AlleyがアメリカのG1ホースという良血馬。昨日に続いて産地馬体検査の取材をしていたマスコミも、この2頭だけは逃さないようにと、馬運車を降りてくる瞬間から絶えることなく視線を送っていた。

 この検査を受けた2歳馬はトレセンに移動しなくとも、直接、競馬場に入厩し、レースを使うことができる。この日の受験馬の中には札幌開催でのデビューを目標にしている馬も多く、北の地で行われる2歳戦を盛り上げてくれることになりそうだ。