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バランスオブゲーム、アローSに種牡馬入り

  • 2007年01月15日
  • 静内のアロースタッドに種牡馬入りしたバランスオブゲーム
    静内のアロースタッドに種牡馬入りしたバランスオブゲーム
 05年、06年の中山記念を連覇など、G2レースで6勝をあげたバランスオブゲームが、1月14日に種牡馬としての繋養先となる新ひだか町のアロースタッドに入厩した。
 馬運車から歩を降ろしたバランスオブゲームは、馬房に入るなり先輩種牡馬に挨拶をするように大きくいななき、その後も乾草に口を付けながら馬房の中を忙しく動き回っていた。
 この日は、生産者であるヤマダファーム(現在は(有)エムエム、ヤマダファーム)の山田盛文代表も親子で駆けつけ、輸送疲れを全く感じさせないバランスオブゲームの姿に目を細めていた。
「11月に会っているので、2ヶ月ぶりの再会となります。当歳の頃は小柄で牝馬のような馬体をしていた馬ですが、ここまでの活躍を残してくれたことを感謝するだけです」 と山田盛文代表。牧場で繋養する繁殖牝馬にも、5頭ほどの配合を考えているとも教えてくれた。種付け料は受胎確認後だと20万円、出生条件で30万円。G1にこそ手が届かなかったが、歴代最多勝利となるG2レースでの6勝は、一流馬でもなかなか残せない成績。産駒には父の果たせなかったG1制覇を是非とも期待したい。

  14日 日高案内所 取材班