馬産地ニュース

ディープインパクト種牡馬入り決定に馬産地の声は

  • 2006年10月13日
「後1年くらいは現役でいるのでは」という馬産地関係者の大方の予想は覆り、年内に社台スタリオンSに種牡馬入りする事が決まったディープインパクトについて馬産地の声を拾ってみました。

 先ずは、地元の胆振案内所の取材から
繋養先となる社台スタリオンステーション徳武英介さん(安平町)
「サンデーサイレンスの後継馬で、国内最高価格のシンジケートが組まれた名馬ですから万全を期し、配合には一流の繁殖牝馬をたくさん集めたいですね。しかし、現段階では、まだ現役馬なので残されたレースで有終の美を飾ってもらいたいし、ファンの方にも一緒に応援していただきたい。」

 日高地区では
日高管内の生産牧場をまとめる日高軽種馬農協の荒木正博代表理事組合長(新冠町)
「日本馬で国際レベルとなった競走馬が国内で種牡馬になることは生産界にとっては良いことです。地域というより国際的な広い見識の目で見つめなければなりません。種付け料も高く、配合できる生産者は限られると思いますが、何時かこの馬を種付するという目標を持って、そういう生産者と一緒に頑張って行きたい。」

所有種牡馬の産駒が活躍を続けるJBBA静内種馬場の遊佐繁基獣医(新ひだか町)
「ライバルがまた増えますね。気を引き締めていきます。」

スイープトウショウを一度ディープと走らせ、将来は夫婦の間柄にと語っていたトウショウ牧場の志村場長(新ひだか町)
「思ったより早くなりましたね。天皇賞(秋)で一緒に走れるのでしょうか。突然だったので、今後の事はこれからでしょうね。」

馬産地を良く知るライター、馬事通信の山田康文さん(札幌)
「歓迎ですね。優秀な種牡馬になって、もっと外国のバイヤーが日本の市場に目を向けてくれることを期待します。」

             12日取材  日高・胆振案内所