馬産地ニュース

三冠V武豊騎手が道営門別競馬場で凱旋騎乗

  • 2005年11月10日
  • 門別競馬場の武豊騎手
    門別競馬場の武豊騎手
  • 門別競馬場の武豊騎手2
    門別競馬場の武豊騎手2
  • 門別競馬場の武豊騎手3
    門別競馬場の武豊騎手3
  • 朝日杯FSに期待のかかるモエレジーニアス
    朝日杯FSに期待のかかるモエレジーニアス
  • 多くのファンと報道陣
    多くのファンと報道陣
27日、ホッカイドウ競馬門別競馬場で行われた道新スポーツ杯北海道2歳優駿GⅢに、前週ディープインパクトとクラシック3冠を達成した武豊が参戦。2番人気になったフジヤマスィープ(父エンドシープ、下河辺牧場産)に騎乗。直線伸びずに9着と敗退したが、列島を沸かした快挙の直後だけに40名程の報道陣の質問に明るく答えた。「このレースにも勝ちたかったのですが残念でした。今年は最後になりますが、北海道のファンの方のためにも来年も乗りに来ますよ。」と丁寧なコメント。生産者へのメッセージを求めると、一瞬、神妙な表情を見せながらも「とても大変でしょうが、良い馬をつくり続けて頂きたい。僕らも良い競馬を見せるよう頑張ります。」とエールを送る。

この日は、地元富川中のブラスバンド部員がファンファーレを演奏、レース後には、武騎手と記念撮影を行い、部員は貴重な経験に顔を紅潮させていた。
また、この日、札幌からは無料観戦バスが6台、浦河からも2台のバスが運行され、入場人員は普段の3倍以上、売り上げも2倍以上の2億3千万円に達した。地元農協青年部も特製ビーフカレーや地元産野菜を配布して、サービスに努めていたが、馬産地では、ホッカイドウ競馬の盛り上げに各関係機関も懸命となっている。

今年のホッカイドウ競馬からは、12月の朝日杯フューチュリティステークスGⅠに挑戦を名乗りあげている活躍馬がいる。競馬解説をする JRDB 古谷常務は「このレースでは惜敗(2着)しましたが、モエレジーニアス(父フサイチコンコルド カナイシスタッド産)は朝日杯でも期待出来ます。移籍組も含めて来年の3歳戦を賑わす活躍馬は多いので、是非、残り少ないホッカイドウ競馬のレースに注目していただきたい。」とアピールする。

ホッカイドウ競馬はじめ地方競馬は、中央を支える大事な存在です。存続問題も問われる同競馬にだけに、全国のファンの方にも応援をお願いいたします。
同競馬投票馬券は各地での購入が可能です、詳しくはホッカイドウ競馬に。