～ＪＲＡほっかいどう夏競馬いよいよ開幕～

18・19日第1回函館競馬が開催され、いよいよ北海道の夏競馬が始まった。

　初日は好天にも恵まれ、待ち望んでいた多くのファンが訪れた。このシリーズは8月中旬（13日）には札幌に移動して、10月2日までの4開催が繰り広げられる。今年より競馬法改正で20歳以上は誰でも馬券を購入可能となり、主催者側も新しいファン層の動員にも力が入る。
　函館競馬場の田村総務課長は「今年は札幌（競馬場）と一体となって告知展開をしています。北海道シリーズのキャンペーンキャラクターに人気タレントの“水野裕子”を起用し、若いファン層を中心に多くの方に誘い掛けて競馬を楽しんで頂く様に頑張りたい」と抱負を語る。
　また、イベント内容も熟考され、お笑いの波田陽区、アンガールズのライブや人気キャラクターショー、ジョッキーとの集いなど、多くのファン層の心をくすぐる企画が用意されている。26日には函館競馬場の連勝から活躍したGI馬メジロマックイーンも登場するので名馬ファンも見逃せない。

　夏の北海道シリーズでの注目は2歳新馬のデビュー戦だが、2日目の5レース新馬戦には、アドマイヤボスの初産駒アリババシチー（母リアルラブ・下河辺牧場産）が出走、3着に敗れたものの、粘り強い走りに関係者の期待は高まる。

　グリーンチャンネルや各紙の競馬評論で活躍のJRDB（http://www.jrdb.com）古谷常務に新馬戦の見所を聞くと、「今日、新馬デビューのアドマイヤカリブ（父サクラバクシンオー・ノーザンＦ産）でしょうね。この馬は、函館2歳Ｓまで問題なく勝ち上がるでしょう。後は同レースに出走の（アドマイヤ）ボスの仔アリババシチー、タキオンバッハ（父アグネスタキオン・グランド牧場産）、マイネルテセウス（父ブライアンズタイム・ビッグレッドＦ産）など。今日の第5レースは面白いですよ」と解説してくれた。
　その第5レースは、アドマイヤカリブが上り3Ｆ34秒9の末脚を見せつけ、3馬身半差の圧勝、タイムも1分9秒8のハイレベルなレースにアリババシチーなど期待の他馬も今後の活躍は見逃せない。

　函館も札幌も観光には欠かせない街、牧場見学には出走予定表を片手に確認しながら、帰りには北海道の夏競馬をお楽しみください。


■ 函館競馬場の情報はJRAのホームページで