馬産地ニュース

種牡馬展示会レポート【15日、新冠地区】

  • 2007年02月15日
  • 展示会風景(ビッグレッドファーム)
    展示会風景(ビッグレッドファーム)
  • タイムパラドックス
    タイムパラドックス
  • 展示会風景(優駿スタリオンステーション)
    展示会風景(優駿スタリオンステーション)
  • ミツアキサイレンス
    ミツアキサイレンス
 新冠地区の種牡馬展示会は15日午前10時からビッグレッドファームで、同11時から優駿スタリオンステーションで開催された。
 ビッグレッドファームは、昨年、日高地区で最多種付頭数を誇ったロージズインメイやサンデーサイレンス産駒のアドマイヤマックス、ロサード、スパイキュールらの人気種牡馬に加えて、今回からラインナップに加わった交流ダート重賞の申し子的存在のタイムパラドックスや、アロースタッドから移籍してきたゼンノエルシドら9頭が展示された。途中、岡田繁幸総帥が飛び入りのマイクパフォーマンスを見せたほか、初年度産駒が競走年齢に達したアグネスデジタル産駒の公開調教が行われるなど、集まった約250人を前に熱のこもった展示会を繰り広げた。
 一方、優駿スタリオンステーションでは、オグリキャップを除く17頭が磨き上げられた馬体をアピールした。とりわけ、今春から種牡馬生活を送るNARグランプリ受賞馬ミツアキサイレンスは、長く地方競馬で活躍した馬らしく無駄のない洗練された馬体で、観衆約300人を魅了。他にも、ダート戦線で活躍したスターリングローズ、レギュラーメンバー、カネツフルーヴ、皐月賞をレコードで駆けたノーリーズンらが続々とお披露目され、生産者の熱い視線を浴びた。
 また、同スタリオンが誇る四天王のマーベラスサンデー、コマンダーインチーフ、マヤノトップガン、キングヘイローは、すでに100頭以上の申込があり、事務局から残口がほとんどないことが告げられると、生産者からはため息が漏れた。